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日本聖公会 京都教区における 児童への性的虐待事件

被害者側代理人 公式ページ

http://www.m-fumio.com/

司祭による児童虐待事件の速やかな解決を!


聖公会・京都教区における児童虐待事件の経過と現況
(被害者側の事件認識)

 

以下、裏付けのあるものだけを記します。詳しい説明が欲しい方は、
このページの管理者まで。

     

  1. 事件の発覚
    • 加害者の原田文雄司祭は、被害者が小学4年生から中学3年頃まで性的搾取を行った。刑法上の強制わいせつ。(1982年~88年、刑事時効)
    • 成人後にPTSDに罹患。フラッシュバック。性被害にあっていたことを自覚する。(97年)
    • 被害者は加害司祭が職から退くべきであると考え、加害司祭本人と妻に退職を訴える。(2000年1月)

  2. 聖公会 京都教区の事件処理(2001年4月~)

  3. 2001年4月

    • 被害者側と加害者が話し合っている1年間の間に書かれた謝罪手紙2通が、
      証拠として教区に提出された。
    • 謝罪手紙の内容は、被害時の年齢と、わいせつ行為の強度を読み取れるもの。
    • 被害者、睡眠薬の大量服薬で昏睡状態に。枕元に手紙。
      被害者が搬送された病院にて、加害者、父親に土下座。
    • 加害者は罪を認め、退職に同意して引越しを済ませるが、退職決定後、否認に転じる。
    • 加害司祭本人が常置委員会で、改めて罪を一部認めたにも関らず、教区は不問とする。
    • 被害者側への聞き取りは一切行わず、弁護士と精神科医に相談した。
    • 弁護士は昔の体験と、現在の苦しみとの関連に疑問を提示。
    • 精神科医は被害妄想の診断をするにあたり、被害者本人との面談を求めるが、無視される。
    • 古賀司祭、精神科医の判断を曲げて主教に嘘の報告。

    2001年5月
    • 武藤主教は加害司祭の退職撤回を被害者に通知。
    • 主教は「本人は大したことをしていない、と言っているから」と発言。
    • 加害司祭は性器に触った事を認め、「魔が差しました、許して下さい」と何度も発言。
    • 父親は電話で武藤主教に抗議するが、主教は怒鳴り散らす。

    2001年6月

  4. 原田文雄の裁判での主張(2001年6月~)

    • 性被害を訴える被害届の内容は、事実無根。
    • 被害者には精神疾患があり、被害妄想がある。
    • 原田が書いた謝罪手紙は被害者の妄想に対応するためのもの。カウンセリングのために書いた。
      (原田の弁明は意味不明ながら、大体このような表現)
    • 被害者には虚言癖がある。
    • 被害手記のように原田に犯される想像をしながら、自慰中毒になっている。
    • 原田に横恋慕するストーカーである。(ストーカーは原田夫人の主張)
    • 時効を主張する。
    • 土下座して謝ったからと言って、償いをする必要(賠償責任)を認めた訳ではない。
    • 常置委員の古賀司祭、加害者側提出の証拠を補完、証拠写真に共に写る

    2005年7月
    最高裁にて被害者の勝訴が確定。(被害事実を全面認定、賠償金の全額支払いを命じる。)

    • 奈良新聞2005年8月27日 15頁 第1社会面に該当記事。
    • AERA アエラ 2008年4月14日号(当方より少量送付可)
       以下の新聞記事はニフティの検索サービス(有料)などで確認できます。
    • 毎日新聞 「わいせつ:奈良の牧師、敗訴確定 勝訴の女性へ賠償」 2005.08.27 大阪朝刊 31頁 社会面
    • 読売新聞 「牧師の虐待でPTSD 最高裁が上告棄却、大阪高裁の慰謝料支払い命令確定」 2005.08.27 大阪朝刊 38頁
    • 事件番号はこちらにあります。裁判記録閲覧方法が分からない方は、ご連絡を。

  5. 裁判以後の教区の対応(2005年)
    • 最高裁での判決確定時、教区主教は「事実無根」として、判決に抗議する声明を発表。
      被害者側には一切聞き取りをしていない。
    • 2005年、古賀司祭は常置委員。
    • 抗議声明に対し、他の被害者4名が名乗り出たため、抗議声明を撤回し謝罪。
        読売新聞「元牧師の性的虐待 被害者2人名乗り 教会側が謝罪、本人は否認=奈良」 2005.12.10 大阪朝刊 33頁
    • 原田文雄司祭は依願退職。

  6. 現在の和解交渉(2008年1月時点の要求、現在交渉停止中。)
  7. 被害者側が現在求めていること


    • 加害者のしたことを了解した上で擁護した武藤主教,及び古賀久幸司祭が責任を認めること。
    • 京都教区が事件をどのように処理したか、詳細な説明をすること。
      ことに上記2名に説明を要求する。説明が済んだら謝罪を受け入れるか考える。

  8. 和解の障害となる問題点
  9. 責任者2名が正直な説明を拒んでいること。罪の告白が無ければ、罪のゆるしはありえない。
    • 常置委員会(2001年)にて原田が罪状を一部認めたのに、「事実無根」を言う裁判で原田側に付いたのはなぜか、古賀司祭は説明できていない。
    • 武藤主教は2001年、退職撤回の通知をした時、「原田の無罪」を伝えたと言っている。
      被害者の父によれば、原田が一部自白したことを武藤主教は話していたのだが、現在武藤主教はそのことを認めていない。
      武藤主教の自筆手紙(2001年 6月)には、原田の罪状が事実だと書いてある)


  10. 倫理的な課題と問題点

    • 事件発生の事実を了解した上で、教区が加害者を不問にしたこと。
    • 加害者を不問にして、その後被害者に全く対応しなかったこと。
    • 子どもへのわいせつ行為を加害者自身が認めたのに、子どもに関る職務に就かせたこと。
    • (被害者が裁判に訴えた理由は、他に被害者が出ないためと話しています。)

  11. 現況

    • 交渉の行き詰まりで審判廷に提訴。日本管区に上訴。管区は古賀の責任を認めず。
    • 奈良地方裁判所における調停。調停不調。
    • 代理人、刑事裁判にかかる(2010年9月末より2012年6月)
    • 代理人、主教の指導を拒んだとして休職の辞令を受ける。(2011年7月)
    • 古賀久幸、吉田雅人、鈴木恵一を刑事告訴。(2012年9月)

・高地敬主教の不誠実により、2012年現在、和解の見通しはありません。
・聖職による虚偽告訴や証拠偽造について刑事告訴を行い、また民事裁判を準備しております。
・聖公会法規に違反して代理人を休職としたので、是正を求める裁判を準備しています。
・いずれの裁判も数年掛かる見込みです。

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