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日本聖公会 京都教区における 児童への性的虐待事件

被害者側代理人 公式ページ

http://www.m-fumio.com/

司祭による児童虐待事件の速やかな解決を!



わたしの刑事裁判について  (2011.4. 21更新)

 


【控訴棄却】
 2012年3月28日 15時10分より 大阪高裁にて控訴棄却が言渡されました。上告します。
論告と、地裁判決文は上告趣意書とあわせて、後ほど公開します。

 2009年11月、聖公会 京都教区審判廷(アグネス教会)において発生した接触事件によって、
わたくし代理人は傷害事件の被疑者として逮捕され、その後起訴されました。
 わたしがピッチャーの投球フォームで古賀久幸司祭を激しく殴打したため、古賀が3週間の怪我を負ったということが公訴事実とされました。
 当方は古賀による被害者父親への接触を制止したのみで乱暴なことはしていないと主張。
2011年11月24日、京都地裁の判決が出ましたので、簡単にご報告します。

  • 京都地裁の判決。  暴行罪として有罪。罰金10万円。

  • 事実認定。
  •  古賀久幸司祭の打撲、頚椎捻挫3週間の受傷事実は認められない。
     診断書2通の信用性は認められない
     吉田雅人、鈴木恵一、原田事件被害者父親の証言は信用性がない。
     井田泉証人の証言は中立的で信用できる。
     被告による状況説明は、大方事実と認められる。

  • 被告の行為が暴行罪に該当する理由。
     謝罪行為を行なっていた古賀に対して、たとえ原田事件被害者家族への接触禁止を求めていたとしても、カバンである程度の力を加え、当てるなどの行為が社会的に許容される範囲であると認められない。

  • 量刑。
  •  被告は被害者に対して謝罪がない。
     被告は公判でおおかた事実を説明していると認められる。
     前科、前歴がない。牧師職であった。
     傷害罪で求刑された罰金20万円に対し、暴行に関して処罰し10万円とする。
(以上の件、聖公会NSKKメーリングリストなどでもご報告いたしました。)

 私が誰かを怪我をさせたというのは根拠がないと認められましたが、
なお暴行罪とされたので、控訴いたしました。
 古賀が頭部に感じたという力についての証言は、矛盾が指摘できます。
原田事件被害者父親の証言についても、証言内容の整合性は簡単に証明できます。

 大阪高裁においては、以上のことを補足して主張しましたが、書面だけの審理でした。
「被害者」の説明は全部否定されたと思いますが、わたしの主張は全く認められていません。
 被告人の説明するストーリーがまともに審理されなかったので、上告では訴因変更がないことを中心に主張しようと考えています。


外部リンク: 聖アグネス教会事件 まとめサイト (リンク切れ)
信徒の方が取材し、まとめてくださったサイト。
具体的検討ができる分かりやすいページです。



捜査や公判においては、原田事件に関わる新たな情報が得られました。

  •  古賀司祭は審判廷において、原田の謝罪手紙を読んでも、原田の言わんとするところを斟酌できなかったと証言。
     一方、裁判所の証言台においては、上記の手紙を読んでいないと証言。
  •  古賀司祭は証言台において、原田裁判の打ち合わせ時の武藤主教の臨席を証言。
     上記打ち合わせにおいて、原田は「性器に触ったんだよな」と話していたと証言。
  •  2001年時の常置委員は、捜査機関に以下のように供述した。
    「武藤主教は一宗教人として原田牧師の行為に対する憤りは抱いていましたが、
    聖公会京都教区の長という立場にあったことから、宗教法人としての組織を守ることも重要な職務であることから、その狭間で、相当に苦しい思いをされていたようでした。」

  •  聖公会京都教区内部から、組織防衛を認める声が出てきたのは初めてのことです。
    被害者は、教区の対応において、内部実情の説明を要求していますから、
    主教の心情のみならず、具体的な行動をもう少し説明する必要があると考えます。
このような情報が得られましたので、新たな収穫としてご報告します。

もう一つ、
 ウイリアムス神学館館長が捜査機関で虚偽の供述をしたことが明らかになりました。
今後、当ホームページにて、捜査機関の関連書類等を公開していくことにします。



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